私共の会社には2~3ヶ月位の周期で、金融機関や企業から講演依頼がきますが、主催者側担当者の方から与えられるテーマで一番多いのは、この「良い不動産の見極め方」です。
しかし、30分から長いときで2時間の限られた講演時間内でこのテーマを話すのは容易なことではありません。なぜなら、このテーマこそこの「幸せになる為の住み替え術」の核心にもなる所だからです。
「良い不動産」と一言でいっても、その土地で何をしたいかによって、「良い不動産」の条件がぜんぜん変わってしまい、結局のところ、その人の利用目的に一番合った不動産が「良い不動産」としか言い様がなくなってしまうからです。
例えば、住宅用地をお探しの方だけを見ても、利便性を重視する方もいれば、自然環境を重視する人もいます。地域性にしても、人情味あふれる昔ながらの部落を好まれる人もいれば、近所づきあいのクールなニュータウンを好まれる人もいます。
今、居住する目的で不動産をお探しの方にとって重要なことは、どんな不動産を手に入れるかではなくて、どんな住生活を手に入れたいかを明確にするということではないでしょうか。
そのために「幸せになる為の住み替え術」は、このサイトをご利用していただいているお客様に対して、不動産を購入する前に、過去(すでに購入した)のお客様の意見などを参考に、いろんなライフスタイルに適したそれぞれの住生活へのこだわりを紹介させて頂いています。
「良い不動産」はお客様がご自身で判断するもの物件一覧リストには最近「担当者コメント」の欄があり、一部の物件に『好物件』とか『希少物件』などと一応載せていますが、地域が漠然としてどの資料を請求してよいのか迷ってしまうようなお客様に対して、ロケーションや価格面で客観的に見て、詳細な資料を取り寄せて見るだけの価値がありそうな物件かどうかの判断の参考に載せているだけです。
さらに、担当者(実は私です。)に時間的余裕がない場合はコメントがありません。(今回もほとんどコメントを埋められませんでした。ごめんなさい。)ですから、最終的に良い不動産かどうかは、お客様自身が、ご自身の利用目的に合っているかどうかでご判断ください。
住み替えがお客様の「幸せになる」という目的に合ってさえいればよいのですから。
(部長)