売主に良い印象をもってもらうことは、その後その土地で生活するにあたりとても重要なポイントとなります。
例えば売主さんと良好的な関係を作ることができると、売主さんからいろいろな情報を得ることができます。
近所で快く相談にのってくれる人は誰か、逆に要注意の人は誰か、おすすめのお店の情報やバス停への近道に至るまで、私たち調査のプロである不動産業者でもこれらの情報は売主さんに逆立ちしてもかないません。
他にも、売主さんは売却にメドが立つとまず近所に挨拶をして回りますが、その時に必ず周囲のの方からこう聞かれるでしょう。「次に越してくる方はどんな方?」近所の人にとっても新しく入ってくる人に対しては最大の関心事です。
その時に売主さんの口から良く言ってもらえれば、近所の人からも温かく迎えてもらえるに違いありません。
っと言うものの、売主さんの売値や条件に対してそのまま購入する場合は良いのですが、資金ぐりの事情でなどでやむを得ず値交渉する時は、少しでも高く良い条件で売却したい売主とどうしても立場が相反してしまいます。
そんな時私達の交渉方法はひとつです。
まず買主さんが、いかにこの不動産を気に入っているかを理解していただきます。
誰だって自分の愛着のある不動産を気にいってもらえれば悪い気はしませんし、そしてその上で、買主さんの値引き交渉(差し値)の理由をご説明して理解してもらいます。
間違っても相手の不動産や条件にケチを付けるような交渉方法は仮に値交渉が通っても、遺恨を残してしまい、引渡し後にトラブルを招いてしまうのでまずやりません。
(部長)