内部見学でチェックしておきたいポイント

□ 基礎・外構
基礎まわりの大きな亀裂は要チェックです。
地盤が悪く基礎が破損した家は大きな災害がくればひとたまりもありませんし、それがなくとも家の寿命を決定してしまう大きな要因です。根本から直すには数百万単位のお金が必要になります。
表面の化粧モルタルがはがれている場合は放置しておいても差し支えありませんし、直しても費用はたいしたことありません。 
基礎→壁→屋根と痛みが連続していたら、要注意。建物はタダと考えてください。
また、配水管がどこを通っているか溜めマスの位置から類推します。後から建てた倉庫や車庫のコンクリートの下になっていると配管の寿命=倉庫の寿命ということになります。
一箇所だけ異常に湿った場所があるときは水道管の破損も考えられます。
素人には判断が難しいので、不動産屋さん・建築屋さんに確認してもらいましょう。
水道メーターがおかしな場所にあるときは、水道管が他人の土地を通っている可能性有り。権利関係を再チェックしなければなりません。
□ 玄関
玄関扉は家ほどもたない、と考えてください。古ければ取り替えればいいのです。あとは、タイルの目地が痛んでいないか、靴箱は造り付けかどうかなど。
家の印象を玄関で決めてしまいがちですが、家の耐用年数と意外に関係のない場所だということも覚えておいて下さい。
□ ホール・廊下
軽く踏みしめて大きくたわまないかチェックします。床鳴りを気にする方がいらっしゃいますが、床鳴りは簡単に直せます。
大きくたわむ、傾斜しているなどは束が外れていたり、根太が腐っている可能性があります。
部屋ではわからない家全体のたわみが長い廊下だとチェックできます。
□ トイレ・お風呂・洗面
お風呂は家の外から見て、壁にシミがあったら要注意。タイルの修繕費よりも壁や床が腐っていてどうにもならないことの方が怖いのです。
設備の残り耐用年数を検討します。
設備は基本的に家より耐用年数が少ないわけですから古すぎたら、換えるのはいつか、と考えてみてください。
□ キッチン
キッチンセットも大切ですが、水道管そのものの残り耐用年数も重要です。
(1)金属系の管
(2)樹脂系の管
(3)金属と樹脂の複合タイプ

などがあり、金属系の管及び金属と樹脂の複合タイプでは築後15年が交換補修の目安
□ 各部屋
内装よりも、間取り、大きさ、収納力をチェックします。基本は下から上にチェックする。
巾木の下に極端な隙間があるときは、家全体が傾いている可能性有り。 
柱が見える真壁なら隙間の有無。内装どころか、外壁の修繕まで必要な場合もあります。
天井のシミは雨漏りの目安。押入れのシミは壁内結露の目安。あまり多いと柱が腐っているかもしれません。
□ 床下
床下は簡単に覗けません。それでいて、家の寿命と大きく関わる場所ですので、なんとかチェックしたいものです。
キッチンに床下収納があればボックスがはずれるのでそこからチェックできます。
また、シロアリ駆除会社は無料で床下を細かくチェックしてくれますので、シロアリ検査がしてあればひとまず安心。
してなかったら、シロアリ検査してからでないと返事ができない、と交渉してみてください。案外承知してくれる売主さんは多いものです。
□ 天井・屋根
雨漏りはだれでも一番嫌うもの、売主さんもたいてい同じですから、シミがあっても屋根は補修ずみの場合が多いのです。
天井のシミを見つけたら、それがなぜ起こったかが大切で「台風」や「アンテナ工事」など、原因が特定できれば雨漏りの跡だけでそれほど心配することはありません。
問題は原因が不明の場合で、「屋根葺き材の寿命」「建築業者の手抜き」「地盤沈下」など、多額の費用がかかる場合が多いので要注意。

付属設備
なんでもかんでもあると得な気がしますが、なかった方がよかったなんて付属設備も意外に多いのです。

□ソーラー給湯器
古すぎるものは中が不衛生になっていて、飲用水に適さない場合がある。
メーカーの定期メンテナンスが設置契約に盛り込まれていると意外な出費に。
□追い炊き釜
給湯器でお湯が入るので壊れたままにしてあることが意外に多い。そのままにしておくと湯冷めが異常に早く不経済。
使わないのなら、取り外して穴を専用の金具で埋めたほうがよい。
□深夜温水器
家族構成によって毎日のお湯の量はまちまち、深夜温水器は溜めたお湯を使い尽くすと翌日までお湯が出ない。そうなるとお風呂も焚けない。
□ 電磁調理器
始めから電磁調理器で設計した家はガス配管がない場合がある。
そうなると、キッチンセットの交換が意外に高くついたりする。
これは便利!現地を見るときの豆知識

日照のチェック法
日本の冬至の太陽高度はおよそ30度です。(中部地方で32度、札幌で23度、沖縄那覇は40度)ちょうど市販の三角定規使って、もっとも太陽が低い時の日当たりを予測できます。
真南に向かって立ち、30度角(いちばんとがった角)を目線の前に置いて、底辺を地面と水平に持ちます。
この時、斜面(斜めの辺)の延長上に建物があれば、冬至の季節の昼間に影が射します。
方位の知り方
方位磁石がないときでもアナログ式の腕時計と太陽の位置さえわかれば南の方角はわかります。腕時計を地面と水平に持ち、時計の短針を太陽の方角に向けます。
この時、文字盤の12時と短針の間が南です。
●お得な場合もある「未造成地」。造成費用の目安は?
市街化調整区域でない限り、地目が田や畑になっている「未造成地」でも宅地利用に問題ありません。
価格的に有利な場合などもあるので、造成費用がかかってもお得な場合もあります。
そこで造成費の目安ですが、「地面を1m高くするのには坪当たり2~3万円」とすればよいでしょう。
ただし、購入交渉をするときには必ず造成費用の見積もりを取りましょう。
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